チャンピックスでめざせ禁煙

タバコの煙には、4,000を超える種類の化学物質が含まれており、その中には発がん性物質も含まれてます。動脈硬化による脳卒中や心筋梗塞、肺がんや慢性閉塞性肺疾患など多くの病気の原因となるため、禁煙を考える人は少なくありません。しかしタバコの煙に含まれるニコチンは依存性があり、多くの喫煙者は禁煙を困難に感じています。
健康のために禁煙を行う場合、意思の力だけでは限界があります。禁煙外来などで医師のアドバイスを受けながら、禁煙補助薬を処方してもらう事で、禁煙の成功率が高まります。禁煙補助薬には貼り薬と飲み薬があり、ニコチン切れの症状を軽減してくれるのが特徴です。

・チャンピックスとは
禁煙のための飲み薬の一つに、チャンピックスが存在します。
タバコを吸って心地よさを感じたりリラックスするのは、脳にあるニコチン受容体にニコチンが結合し、快感を生じさせる物質であるドーパミンが放出されるからです。チャンピックスを服用すると、この受容体にニコチンよりも先に結合します。ニコチンを摂取した場合よりも少量ですがドーパミンを放出させるので、禁煙中のイライラなどのニコチン切れ症状を緩和します。タバコを吸った時にも、ニコチンが受容体に結合できないよう邪魔しているので、喫煙の満足感が減りタバコを美味しいと感じさせなくする効果もあります。

・服用の仕方
チャンピックスは、禁煙開始予定日の1週間前から服用をスタートします。飲み始めの1週間は喫煙しても構わず、服用8日目から禁煙をはじめると効果的です。自然にタバコを吸わなくなった場合は、8日目まで待たずに禁煙に入っても問題ありません。薬の量を徐々に増やしていき、12週間服用を続けます。
途中で喫煙意欲が低下し、禁煙できたと考えても途中で服用をやめるのは禁物です。医師の指示に従って服用を続けないと、最終的に禁煙が失敗する可能性があります。飲むタイミングは食後で、コップ1杯程度の水かぬるま湯で飲みます。

・禁煙手帳で管理
禁煙する際は、薬を飲むのを忘れないように服用記録がつけられる禁煙手帳を活用すると便利です。禁煙手帳には禁煙開始日や服薬状況、喫煙本数や気分や体調、体重の増減などを記載できます。細かい状態の変化を医師に伝える時に役立ちますし、禁煙をどれだけ続けているか確認する事で達成感も得られます。禁煙は時間経過によって気分の変化が起こるため、手帳にはその時期に適したアドバイスが書かれています。禁煙にストレスやイライラを感じた時に読み返しましょう。